パパの育児

覚えておこう、帝王切開のリスクとメリット

投稿日:2018年12月26日 更新日:

出産に帝王切開があることはご存知かと思います。お腹の赤ちゃんを手術によって取り出す方法です。

しかし、どのような時に帝王切開をするのか?リスクがあるのか?という詳細までは知らないことが多いと思います。

我が家ではママもパパもあまり理解していませんでした。

そこで今回は帝王切開について、そして帝王切開のメリットとリスクについて紹介します。

帝王切開とは

帝王切開はいまではポピュラーな出産方法になり20%の人が経験しています。(参考:厚生労働省

これは出産平均年齢の上昇や、リスク排除の為に帝王切開が選ばられることが多くなったことが理由です。

帝王切開をするときには腰椎麻酔によって下半身に麻酔をかけておこなうことが一般的となっており、麻酔をした状態でも出産中のママに意識はあります。

赤ちゃんとすぐ対面することができます。

しかし緊急帝王切開といわれる非常事態には、全身麻酔をかけて赤ちゃんを取り出すこともあるのでその場合にはママの意識はない中で出産が行われます。

予定帝王切開

帝王切開は呼び名があります。ひとつは予定帝王切開です。

これは名の通り予定して帝王切開で出産することを指します。

予定帝王切開は下記のようなケースにおこなわれます。

予定帝王切開になるとき

  • 逆子(赤ちゃんの頭が上)
  • 赤ちゃんがふたご以上のとき
  • 赤ちゃんが大きすぎるとき
  • ママに持病があるとき(感染症なども)
  • 赤ちゃんの頭と産道が合わない
  • 子宮筋腫があるとき
  • 高齢出産(35歳以上の出産)
  • 帝王切開の経験者

事前に診察をうけて、お医者さんが帝王切開を判断し予定日を決めて出産をするのが予定帝王切開です。

緊急帝王切開

もうひとつが緊急帝王切開です。

名前からして嫌な響きなのですが、出産中の緊急性から帝王切開を選択するのが緊急帝王切開です。

下記のように容体が急変したときや、予想外の際に行われることがあります。

緊急帝王切開になるとき

  • 予想しない出血
  • 赤ちゃんの容体が急変した
  • ママの血圧上昇など
  • 出産に時間がかかりすぎている

帝王切開を予定していなかったものの、出産の状況によって帝王切開を施術するのが緊急帝王切開です。

帝王切開のリスクについて

帝王切開のリスクについては色々なものがあります。

ママに危険が多い

帝王切開はれっきとした手術です。麻酔も使いますしお腹を切るわけですから大量出血の可能性もあります。

帝王切開の歴史は長く、日本の病院の技術レベルは高いので心配しすぎる必要はありませんが、ノーリスクではないということは覚えておきましょう。

産後の回復が遅い

一般的に出産後は5日間ほどの入院ですが、帝王切開の場合は10日間以上かかります。

お腹を切るわけですから当然といえば当然ですよね。

帝王切開をしたら次も帝王切開になる

一般的には次回の出産も帝王切開になります。

これはどうしてかというと、帝王切開をすると皮膚を切ったあとの癒着部分が固くなるのです。

固くなって柔軟性を失った状態なので子宮破裂というリスクが高まり、このリスクを避けるためにまた帝王切開を選択することになります。

その他にも赤ちゃんの肺に羊水が残ることによる呼吸障害などのリスクもあります。
(酸素吸入により大抵の場合は3日間で回復)

 

このように帝王切開にはリスクもあるんです。「痛いのが嫌だから帝王切開がいいなぁ・・・」とママが安易に考えている場合は注意ですよ。

メリットもある帝王切開

しかし帝王切開にはメリットも多くあります。

出産の予定が立てやすい

予定帝王切開の場合は自前に予定を決めて出産が行われます。
いつおこるか分からない自然出産に比べてかなり予定が立てやすくなりますね。

例えば夫が働いていても、事前に出産日に休みをとることができますし両親への報告も事前にすることができます。

赤ちゃんが無事に産まれやすい

帝王切開はもともと母子の安全のための手術です。

出産中のトラブルで赤ちゃんが亡くなることのないよう帝王切開がされるようになりました。
世の中は帝王切開があったことで無事に産まれた赤ちゃんが多いんです。

陣痛に苦しまなくてすむ

パパには理解できない痛みなのですが、ママには想像を絶する辛さの陣痛その陣痛に苦しまず赤ちゃんと対面できるのは大きなメリットですよね。

※陣痛を経験しない出産を差別する人が一部いるようですがそんなの関係ありません!

まとめ

いかがでしょうか、帝王切開について解説しました。

まとめ

  • 予定帝王切開と緊急帝王切開の2パターンがある
  • 帝王切開になるケースは赤ちゃんの状態や母体の状態によって
  • 出産中の危険から帝王切開になるケースもある
  • 帝王切開はノーリスクではないし、次回の出産も帝王切開になることが多い
  • 帝王切開にはメリットも多い

まとめるとこのような内容になります。

帝王切開と自然出産、どちらが良いというものではないですよね。
でも仕事をしている旦那としては予定帝王切開の「出産日をあらかじめ決められる」部分はありがたいなぁと思います。

なんにせよ母子健康で無事に子どもが産まれることが1番ですよね。

以上、「覚えておこう、帝王切開のリスクとメリット」でした。

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