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大事な人と関係を悪化させたい時に使う言葉→「〜してあげたのに」

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Twitterでこんな言葉を見かけた。

これは久々に頭をガツーンと殴られたような言葉ですわ。

「してあげたのに」→「なのに、何もしてくれない」

これを家族や友人に言われたらイラッときませんか?

でも、よく考えると(考えなくても)その人に何かをしてもらったのは事実なんですよ。

じゃあ、どうしてイラッときちゃうのか?

それはこういうことなんかな、と。

「してあげたのに」を発した途端、全ての行為が取引に変わります。愛情でしていた行為も、お返しを期待する取引行為に変わってしまうのです。

過去にしてもらったことを、愛情の上での出来事ではなくて「取引材料」として引っぱり出されるからイラッとくるのか。

はたまた、愛情だ〜って信じてしてもらったことが、実は見返りを期待した取引行為だったと知って、イラッと来るのか。

いろんなケースがあるにせよ、「してあげたのに」という言葉には、見返りを期待した取引行為だったんだ、というメッセージを相手は受け取るわけですね。
そのメッセージに対して、反発なり、失望なりして人間関係が悪くなることは大いにありそうです。

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例えば、恋人と別れたければ、頻繁に「あの時〜してあげたのに」を繰り返せば、まず間違いなく愛想を尽されはず。

家族と険悪な仲になりたければ、都度、過去にしてあげたことを引き合いに出して、見返りを求める。
そのうち実家に帰ってこなくていい、出て行け、と言われるはず。

そう思いません?

過去を振り返って

「奢ってあげたのに」

「手伝ってあげたのに」

「助けてあげたのに」

「面倒を見てあげたのに」

「お金貸してあげたのに」

ありませんか?

過去のことを思い出した時に、こんな言葉たちが出てきました。

もちろん、自分も人からこう思われている可能性も高いです。

というか、色んな人から思われてそうでしょうがない気分になってきます・・・

でも「してあげたのに」って言葉を使わないのもおかしくね?

だからといって「してあげたのに」という言葉を封印して人のために、尽くしまくるマザー・テレサのような人間になれるはずもなく。

奢ってあげたら、奢り返してもらいたいし。

手伝ってあげたら、お礼して欲しいし、すごく感謝してほしいし。

助けてあげたら、自分のことも助けて欲しいし。

こんなようなことを考えるわけです。
んーじゃあ、どう考えればいいのかなーと。

それは愛情なのか、取引行為なのか


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過去にしてあげたことを気にしすぎるのもよくない。
だが、見返りを期待して、「してあげた」ことが多いのも事実。

だからこう考えるべきじゃないかと。
「愛情なのか、取引行為なのか」

過去に、その人にやってあげたことが愛情から出たことであれば、「してあげたのに」という言葉は心のなかで留めるようにし、

逆に、何かの条件、見返りを期待して「してあげた」ことは引き合いに出していく。

ぼくは、こんな考えに落ち着きました。
今後は「してあげたのに」っていう言葉を発する機会が減りそうです。

あなたの、ちょっとした気付きになれば幸いです。

ではまた!

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