堀江貴文さんの新書「ゼロ」を読みました。
「ホリエモン」の素は意外なほど、純粋だった、ということを教えてくれる1冊です。
この本を読むべき人
この本は下記のような事項に当てはまる人が読むべきです。
- やりたいことがない人
- 大金を稼ぐ、名声を得る、など「成功」をしたい人
- お金が何よりも大切だ、と思う人
- 起業したい人
- なんとなくサラリーマンをしている人
- ホリエモンの成功の秘訣を知りたい人
本書を、要所をかいつまんでご紹介します。
多くの人は「時間」をお金に換えている
多くの人は大金を稼いで、出来ることなら「働きたくない」と願っています。堀江さんはそれは、時間をお金に換えている人の働き方である、と指摘しています。
問題は、「どうしてそんなに仕事が嫌いなのか?」ということです。
まず最初に考えたのが、どうして「宝くじで一等が当たったら、会社を辞めて南の島でのんびりくらしたい」という発想が出てくるのか、という点だ。もっとストレートに言えば、どうしてそんなに仕事が嫌なのか、である。答えは、はっきりしている
人は、本質的に怠け者だ。長期的で大きな目標を掲げると、迷いや気の緩みが生じて、うまく没頭できなくなる。そこで「今日という1日」にギリギリ達成かのうなレベルの目標を掲げ、今日の目標に向かって猛ダッシュしていくのである。
やりたいことがない、は間違い
よく「やりたいことがない」という人がいます。
堀江さんが言うには、それは間違い。
「できっこない」という心のフタが「やりたいことがない」という状態を作ってしまうそうです。
逆にいうと、「できっこない」という心のフタさえ外してしまえば、「やりたいこと」なんて湯水のようにあふれ出てくるのだ。僕自身、宇宙事業から再生医療、それからオンラインメディアまで、やりたいことで頭がいっぱいだ。
もしあなたが「やりたいことが見つからない」と悩んでいるのなら、まずは「できっこない」という心のフタを外していこう。何事も「できる!」という前提に立って、そこから「出来る理由」を考えていくのだ。
お金を盲目的に貯金することは本当に美徳なのか?
何故。お金に安心感を求めてしまうのか?何故、貯金はしないといけないのか?という疑問について納得ができる部分がありました。
だから、僕はこう考えることにしている。
貯金に励み、我が子や教え子たちまでに貯金を推奨する人達は、面倒なことを考えたくないだけなのである。
お金ものことも、将来のことも、自分自身の生き方も、なにひとつ真剣に考えたくない。自分を信じられず、他人を信じられず、お金だけしか信じるものがなく、「いざというときのため」に貯金をし、いざとなったらカネで解決しようとしている。そんな態度が、ほんとうに美徳と呼べるのだろうか?
ネガティブなことを考える人
ネガティブなことばかり、例えば「死」について。
そういったことを考えてしまう人への堀江さんのばっさりとした結論。
僕の結論ははっきりしている。ネガティブなことを考える人は、ヒマなのだ。暇があるから、そのんなどうでもいいことを考えるのだ。
堀江貴文は「努力の人」
結局、ホリエモンの本当の姿は「努力家」です。
むしろ成功するには努力するのは当たり前だ、と言わんばかりです。
人が前に進もうとするとき、大きく3つのステップを踏むことになる。
挑戦...リスクを選び、最初の一歩を踏み出す勇気
努力...ゼロからイチへの地道な足し算
成功...足し算の完了このステップを着実に踏むことで、小さな成功体験が得られる。そして小さな成功体験を積み重ねていった先に、成長がある。
これはアスリートからビジネス万まで、すべてに共通する話だ。
僕自身、このサイクルを高速回転させることによって成長してきたという自負がある。
努力という言葉には、どうしても古臭くて説教じみた匂いがつきまとう。できれば僕だって使いたくない。でも挑戦と成功の間を繋ぐ架け橋は、努力しかない。
その作業に没頭し、ハマっていくしかないのである。努力の重要性を説くなんて、ホリエモンらしくないだろう。地道な足し算の積み重ねなんて、ホリエモンには似合わないだろう。
けれど、これが真っ更な「堀江貴文」の姿なのだ。
まとめ
堀江さんの幼少時代から振り返り、「ホリエモン」のルーツをたどる内容の本書。そこには意外にも泥臭い姿があり、多くの人は意外な気持ちになることは間違いないです。
「仕事」「お金」「時間」これらに対する堀江さんの考え方はどんな人でも必ず役に立ちます。
物事の本質を突く、とはこういうことを言うのだと実感。
また、堀江さんの幼少時代のエピソードでは思わず目頭が熱くなる、内容もあります。
時代の風雲児の驚くほど人間臭い姿がそこにあり、夢中で一気読みしてしまう1冊。
Kindle版は1,120円
Kindle版は少し安くてお得です。
本は1,470円です
Twitterをやっている人は本を読んだら@takapon_jp宛にツイートすると堀江さんがリツイートしてくれるかもしれません。ぜひやってみましょう。
ではまた!