最近YouTubeで動画広告が増えたと思いませんか?
動画が始まる前に強制的に見させられたりする、こんな感じのやつ。
何やらこういった広告は、Googleが運営する「TrueViewインストリーム広告」という名前のようです。
今回は、動画広告が何故多くなっているのか、どういう仕組みなのか、ビジネス的にどんなメリットあるのか?
など個人的な興味を満たすために色々調べてみました。
TrueViewインストリーム広告とは
視聴者が選択できる広告
動画広告向け AdWords では、すべての広告を TrueView という広告フォーマットで設定できます。これらの広告は表示されただけでは料金が発生せず、ユーザーが広告を視聴するよう選択して初めて料金が発生します。
「ユーザーが広告を視聴するように選択して初めて」というのがポイントっぽいですね。
ユーザーが広告を視聴するように、ってどんなケースでしょう?
そもそもYouTubeにどんな広告があるっけ?
という疑問に至りYouTubeに存在する様々なパターンの広告を把握。
YouTubeには6つ(?)のパターンの広告が存在
計4つのパターンの広告があります。それぞれを下記に紹介します。
YouTube存在する広告の種類
- ディスプレイ広告
- オーバーレイ広告
- インストリーム広告
- TrueViewインストリーム広告
- TrueViewインサーチ広告
- TureViewインディスプレイ広告
全部で6つ!たぶん。
※ソースは下記のGoogleの広告種類紹介ページです。
https://support.google.com/youtube/answer/2467968?hl=ja&ref_topic=12633
https://support.google.com/youtube/answer/2679940?topic=30072&ctx=topic
ただし、現存する動画広告の種類について分かりやすくまとめているサイトがなかったため、自分で色々調べた&YouTubeを見て出てきた動画広告を参考に書きました。
ですので、この他の種類の広告もあるかもしれません。
あったらごめんなさい(´Д⊂
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告は通常のHPなどにもよく貼られているバナー広告です。
よく見るとYouTubeの至るところにバナー広告広告が現れます。
オーバーレイ広告
オーバーレイ広告は動画再生中に下の法に現れるバナー広告です。
↓のような感じです。右上の☓マークをクリックすると消えるのが特徴です。
インストリーム広告
今回紹介するTrueViewインストリーム広告の前身と思われる広告です。動画再生時に強制的に見させられる広告がコレです。
スキップできないので、ストレスを感じたことは多々ありますねこの広告は。
こちらの動画の投稿者はYouTubeの広告についてよく解説しているせいか、高い確率で「インストリーム広告」が出ます。
どんな広告か見てみたい人は確認してみてください。
※出なかったらすみません。
TrueViewインストリーム広告について
今回の本題の広告がコレ。
動画再生開始時に出る動画広告なのですが、動画の中にスキップボタンがあるのが特徴。見たくない場合は5秒待ってスキップができます。
これがTrueViewインストリーム広告です。
TrueViewインサーチ広告
これはYouTubeで動画検索をした時に表示される広告です。検索ワードと関連が高い動画を広告として表示します。
TrueViewインディスプレイ広告
これは上記のオーバーレイ広告のように動画の中に表示される広告です。
違いが分かりませんでした・・・。もしかしてオーバーレイ広告がTrueViewインディスプレイ広告に統合されているかもしれません。
TrueViewインストリーム広告の何が良いのか
さて、本題なのですが今話題のこのTrueViewインストリーム広告、どんなメリットがあるのでしょうか。
今のところただ5秒後にスキップできる動画広告、という印象です。
YouTubeのユーザーのメリット
- 関心がない動画広告をスキップできる
メリットが1つしか思い浮かびません。
まあ気に入らなければ、5秒だけ我慢すればスキップできるというのが最大にして唯一のメリットな気が。
動画広告を出す側(広告主)のメリット
どちらかと言うと広告主側にメリットがたくさんあります。
- ユーザーが広告動画を30秒以上観た場合のみ広告費が発生する
- 自社の広告を観たユーザーを追従できる「リマーケティング」
- 特定のターゲットセグメントのみに対してリーチできる
広告を出す側としては嬉しい機能ばかりですね。
広告日の発生はユーザーが30秒以上観たら
ユーザーが30秒未満で広告動画を観ることをやめた場合に広告費がかからないというのは大きいですよね。
ユーザーと広告のミスマッチに対するコストがかからないのは魅力。
リマーケティング
またリマーケティングも大きなメリットです。
これは1回30秒以上動画広告を観たユーザーや、特定の動画広告を観たユーザーを「関心有りユーザー」としてリストで管理できます。
そのユーザーをターゲットにして、違う動画広告を配信できます。
つまり、1回目の動画広告をキャッチーな動画にして、2回目、3回目と関連した広告動画をユーザーに視聴させることで購買意欲を促進するというわけです。
広告主は戦略的に、かつ低コストで動画広告を配信できる仕組みなわけですね。思わず頷いて関心してしまいました。
ちなみに、TrueViewを効果的に使ったマーケティングの成功事例はネットを検索すると色々出てきました。
こんなのとか。
YouTubeのTrueView広告の効果。たった1人で始めたネットショップが9倍の顧客を獲得。 - ライブドアニュース
動画広告がTV CMを超えるのは時間の問題
TrueView広告について長々と解説したのですが、動画広告は今後TVのCMにとって変わる存在になると感じます。
身の回りの友人を見ると、若い世代でテレビを見なくなった人はかなり多いなーと。
今じゃ自分はテレビはサッカー日本代表ぐらいしか見ていません。
ドラマすら観ない。
女性の方もドラマぐらいしかテレビで見てないんじゃないですか?
その背景には、テレビを見なくてもスマートフォンでインターネット、動画、ゲーム、SNS、全てが満たせることと、テレビより面白いコンテンツが多いことがあること、場所を選ばずコンテンツに触れることができること、があるのかな、と。
新世代は「場所」に縛られない
そんな新世代のユーザーに対して「YouTube」は外せないコンテンツ。スマートフォン持っていれば何時でもどこでも好きな時間にコンテンツを視聴できます。
みんなが毎日のようにYouTubeを観るのが当たり前、の時代がもう来ています。
それを見越して有名アーティストもYouTubeへのチャンネル開設が相次いでいますしね。
YouTubeにMr.Childrenの公式チャンネルが開設されました!
今はまだまだ規模の大きい企業の手段である印象が強い動画広告ですが、いずれ私達のようの個人規模のビジネスでも動画広告を配信するのが当たり前になる時代がくるでしょう。
その時に備えて、動画を編集する技術は身につけておきたいものですね。
以上、YouTubeに増えているTrueView広告の仕組みの紹介と感想でした!
まとまりのない長文すんません。
ではまた!