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[書評]千田琢哉「死ぬまで仕事に困らない為に20代で出会っておきたい100の言葉」

投稿日:2013年10月18日 更新日:


千田琢哉さんの「死ぬまで仕事に困らない為に20代で出逢っておきたい100の言葉」を読みました。

死ぬまで仕事に困らないために20代で出逢っておきたい100の言葉

千田 琢哉 かんき出版 2011-04-11
売り上げランキング : 8215

千田さんは大学生時代の4年間で1万冊の本を読むほどの読書家でした。
当時はその多くの本の内容は、所詮机上の空路のだと割りきっていたとのことです。

ところが、社会にで自分の仕事を通して3,300人のエグゼクティブと10,000人のビジネスパーソンと対話して「ほとんどすべてにおいて本に書いてあったことと同じことが、実社会で起きていた」そうです。

それから若い内にたくさんの良い言葉にふれるべきだ、ということで、そのきっかけになる厳選した100の言葉をまとめたのが本書です。

この本はこんな人向け

  • 社会人になったけど何か理想と違う、と感じている人
  • 今いる組織の居心地が悪い人
  • 仕事しているけど何だか毎日がなんとなく過ぎていく人
  • 20代のうちに色々やっておかないと後々マズいぞ、と思っている人

100のパートに分かれた読みやすい構成

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本書はかなり読みやすく、ビジネス書入門としてもうってつけです。
全体を通して100のパートに分かれており各パートで1つの言葉が書かれており、その解説がなされています。

こんな言葉が用意されている

私が本書を読んで思わずノートに書き写してしまう言葉がたくさんありました。

その一部を紹介します。

[99%の人は準備だけで人生を終えてしまう]
準備不足で失敗するのではなくて、準備ばかりして挑戦しないから何も成し遂げられない。

これは耳が痛い言葉です。
「今は時期少々」「入念に準備しなくては」という、年がら年中「独立準備中」のサラリーマンは多くいます。
過剰な準備は単なる現実逃避ですね。

入社前(理想)と入社後(現実)の仕事のギャップに落ち込んでるキミへ。
[楽しい仕事はない。楽しそうに仕事をしている人はいる]

確かに本当にその通りだと思います。世の中には「楽しい仕事」があるわけではないということは、案外わからないです。
就活生が就職活動をする上で「楽しそうに仕事をしている先輩=楽しい仕事」という観点から見るのはよくないですね。

[「Time is life」遅刻は殺人と同罪]

Time is moneyじゃなくてTime is lifeです。

Time is moneyは時間とお金が等価になってしまっているので間違いだとのこと、人間にとって時間とお金が同じくらいの価値であるはずがないということです。
人の人生は時間で出来ており、遅刻をするというのは待っていた人たち全ての命を奪うのと等しいということです。

[話した量が少ないほうが最後に勝つ]

コレは本当にそう。営業職を多少なり(5年)とも経験した自分には身にしみる言葉です。
交渉の場では、不用意に口を開けば開くほど、交渉力は落ちていき、望んだ結果は手に入りません。

[親友は、生涯で1人いれば御の字]
人は生涯に親友が1人いればいい。心の友が1人いれば、誰に嫌われても怖くはない。人が成長するのは、唯一孤独の時間だけだ。

人として成長したいのであれば、あえて1人の時間を増やすのは有意義です。
1人といっても部屋に引きこもるわけではありません。

カフェに行ったっていいですし、旅行でもいいですし、1人で行動することで色々なことに思慮を巡らしたり、勉強したりするのが成長の瞬間です。

いかがでしょうか。
なんとなく日常が過ぎている、決断がなかなか出来ていない、仕事がぼんやりしてて、日常がつまらない、そんな20代にはハッする言葉がたくさんありますよ。

1つ、2つでも身に染みる言葉があって、それを日常に持ち帰られたら人生によい影響を与えてくれると思います。

死ぬまで仕事に困らないために20代で出逢っておきたい100の言葉

千田 琢哉 かんき出版 2011-04-11
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ではまた!

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