佐々木圭一さんの「伝え方が9割」を読みました。
この本はこんな人向け
- お願いごとが下手な人
- 人の目を引く文章がかけない人
上記のような人にお勧めする本です。
冒頭に例として、大学生が先生にレポートの提出期限を延ばしてもらうようお願いするシーンがあります。下記の2つのお願いの仕方、どちらがOKをもらえる可能性を上げるでしょうか?
「レポートの提出、延期してください。」
「クオリティを上げたいので、粘ることできませんか?」
確実、とは言いませんが2番めの伝え方の方がOKの可能性が高まりそうですよね。こういった伝え方1つで自分の人生が大きく変わるときもあります。
「この領収書、おとせますか?」
「いつもありがとう、山田さん。この領収書、おとせますか?」
たったこれだけの差で、成功率が上がる理由が2つあります。
この本ではそんな人生を左右する伝え方についてフレームワークを用いて解説しています。
「ノー」を「イエス」に変えるお願いごとの伝え方
この本では、「ノー」を言われる可能性があるお願いごとを「イエス」に変えるコトバにする3つのステップがあります。
・自分の頭の中をそのままコトバにしない
・相手の頭のなかを想像する
・相手のメリットと一致するお願いをつくる
この3つのステップを使ってコトバを作ります。
特に重要なのは「相手の頭の中を想像する」です。
相手の頭の中を想像する7つの切り口
相手の頭の中を想像する切り口として7つの切り口があります。本の中で7つの切り口のそれぞれの解説がされており、その1つ1つを使って、実際にお願いごとをコトバにしていきます。
「強いコトバ」を作る
感動スピーチ、映画の名台詞などは「強いコトバ」として人の印象にのこります。「強いコトバ」とは心を動かすエネルギーのあるコトバ、として表現しています。
ここに驚くべきデータがあります。世の中に存在して目にすることのできる情報量が、10年で530倍になったことです。インターネット情報の増大が原因です。
インターネットによる情報の増大で、普通のコトバは全く目立たなくなり、無視される時代になりました。
つまり感動のないコトバは無視されるようになった、ということです。
そんな「強いコトバ」についてもフレームワークを用いて作る方法が解説されており、「強いコトバ」を作る5つの方法が紹介されています。
人生を左右する「伝え方」
家庭、仕事、友人との付き合い、人に何かを伝える機会は無数にあります。その中でもとりわけ重要な機会が必ずあります。
どうしても付き合いたい女性をデートに誘う時、会社の面接でどうしても合格したい時、大事な商談のプレゼンなど・・・
人生を左右する重要なポイントとなる機会にで人生をいい方向に持っていく為に「伝え方」の技術をこの本で学ぶべきだと思います。
他の本が陳腐に思えるほど、この本は素晴らしい本でした。
是非、読んでみてください!
ではまた。